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オールステンレス包丁の選び方とおすすめの包丁

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おしゃれで清潔なオールステンレス(刃と柄が一体型の包丁)の包丁を紹介します。

すでに購入を決めているけど、どれを選んでいいかわからないというひとは後半のおすすめ商品をご覧ください。
買おうか迷っているひとは、前半のオールステンレス包丁の紹介部分から読んでみるとオールステンレス包丁の魅力と選ぶときのポイントがわかりますよ!

オールステンレス包丁の魅力

どんなキッチンにも合うシンプルでおしゃれな見た目

オールステンレス包丁はその見た目から興味を持つひとも多いでしょう。

日本でよく使われる包丁は柄が木製のものが主流ですが、それとは一味異なるクールな見た目はインパクトがありますね。

見慣れないためちょっと変わった印象がありますが、シンプルで美しい見た目は日本のどんなキッチンとも相性ピッタリです。

手入れがしやすい

見た目を重視しがちですが、オールステンレス包丁の一番のメリットはメンテナンス性です。

雑菌が繁殖しにくく清潔

刃と柄の部分に継ぎ目がなく一体になっているので、洗いやすいのが特徴です。
継ぎ目に汚れが残ったり雑菌が繁殖するようなことがなく清潔です。

木製のハンドルに比べて水切れしやすい・乾きやすいのもメリットですね。

柄のゆるみ・割れとは無縁

木製ハンドルの包丁はステンレスの刃(刀身)を柄に挿して固定してある作りが一般的です。

長期間使っていくうちに柄と刀身の固定がゆるんできたり、乾燥などによって木のハンドルにヒビや割れが発生することがあります。

そういった場合に柄を付け替えることもできますが、オールステンレスの包丁ならゆるみやヒビ・割れとは無縁です。

オールステンレス包丁を選ぶときのポイント

オールステンレスの包丁も以前に比べるといろいろな種類が販売されるようになりました。

選ぶときに気をつけるポイントを紹介します。
選びかたは基本的にはオールステンレスでもそうでない包丁でも同じです。

選ぶときのポイント

  • 用途
  • 見た目・デザイン
  • グリップ感
  • 切れ味

それぞれ詳しく見ていきましょう。

まずは用途に応じた包丁を選ぼう

包丁は用途に応じて専用のものが用意されています。
目的で選ぶ|貝印包丁サイト

特別な用途がなく、普段の料理に使いたいというときは幅広い材料に対してさまざまな切り方のできる「三徳包丁」を選びましょう。
三徳は「肉・魚・野菜」をあらわしていますが、実際には特定の材料用でなく、家庭での一般的な用途としてはなんでも切れるという意味合いです。

本記事では基本的に三徳包丁を紹介していきたいと思います。


▲オールステンレスのパン切り包丁あります

毎日使うものだからデザイン・見た目も大事

日々使うものだからこそデザイン・見た目が気に入ったものを選ぶのも大事なことです。

切れ味などの性能が一番大事です。
でも、お気にいりのキッチングッズで日々の料理がたのしくなるならこんなに大事なことはありませんね。

おしゃれ、クール、かわいい。
自分なりのお気にいりをさがしてみましょう。

オールステンレス包丁はどれも似たようなものじゃないの? と思うかもしれません。
でもこの後に出てくる商品の写真を見てみると刃の形状・グリップのデザインなどどれも個性的なことに気づくでしょう。

それらの形やデザインには必ず意味があります。
見た目が気に入ったら、なんのための形・デザインなのか調べてみるとより愛着がわきますよ!

使い勝手を左右するグリップ感

オールステンレスの使い勝手を大きく左右するのがグリップ感です。

グリップ感は柄の部分だけで決まるわけではありません。

  • 形状(柄の形状、全体の形状)
  • 重さ
  • バランス
  • すべり止め加工

これらが相互に影響して全体としてのグリップ感につながるのです。

例えば、日本刀が形や大きさはそのままで紙みたいに軽かったらしっかり握って斬れるでしょうか(物騒な例えですみません(笑))
おそらく軽すぎてきちんと振ることすらむずかしいでしょう。

包丁も同じで軽ければいいとか、すべり止めがゴツゴツ・ザラザラしていればいいというわけではないのです。

通信販売では実際に持ってみることができませんし、実店舗でも箱から出して持たせてもらえるところは少ないです。
好みもあるので包丁選びのいちばんむずかしいポイントではありますが、口コミなどを参考にして選んでみましょう。

もちろん切れ味がいいものを

料理の味も左右する切れ味。信頼できるメーカー・ブランドのものを

切れ味は包丁の使い勝手のいちばん大事なポイントです。
切れない包丁ほどストレスのたまるものはありません。

それに切れ味は料理の味にも影響するんです。
切れない包丁で下ろして身がガタガタになったお刺身と切り口の美しいお刺身(角が立つといいます)を想像するとイメージがわきやすいのではないでしょうか。

信頼できるブランドのものであれば基本的な切れ味に問題があることはまずありません。
いっぽうで、100円ショップや低価格帯の雑貨やさんなどの商品には切れ味の悪い粗悪品が含まれている場合があります。
緊急事態など、一時的な用途以外では極端に安いものは避けましょう。

包丁は研ぎ直して使っていくもの

包丁は使うにつれてかならず切れ味が落ちます。
骨などを切ったときに刃こぼれが起きたり、日々の使用で刃が丸くなったりして切れなくなるのです。

そういう意味で包丁は買っておしまい・最初の切れ味だけが肝心なのではなく、研ぎ直してメンテナンスしながら使っていくものなんですね。

有名メーカーだとメーカー自身が研ぎ直しサービスを提供していることが多いです。
できれば数ヶ月に一度、研ぎ直しを頼めると長持ちしますよ。

そこまではむずかしいというひとは、次のような方法で研ぎ直すことができます。

  1. 町の刃物屋さん
    数百円程度で研いでくれます
  2. 自治体のシルバー人材センターの刃物研ぎサービス
    多くのセンターで実施しています。「自治体名 シルバー人材 刃物研ぎ」などのキーワードで検索してみましょう
  3. 自分で研ぐ
    簡易的なものから本格派までたくさんの包丁研ぎグッズが販売されています。

自分で研ぐ場合、包丁によって研ぎ方も違いますので購入前にチェックしておくといいでしょう。
(この記事は研ぎ方・グッズについてはふれません。また別の機会に)

いい包丁はきちんとメンテナンスすれば一生ものです。

食洗機・食器乾燥機への対応を確認しましょう

柄が木製の包丁は食洗機・食器乾燥機に対応していないものがあります。
乾燥時の熱で変形などのおそれがあるためです。

オールステンレスの包丁は食洗機・食器乾燥機に対応しているのが一般的です。

利用の際には食器や食洗機にぶつけると刃こぼれにつながりますので注意しましょう。

おすすめのオールステンレス包丁5選

包丁は高級品になると数万円のものもありますが、ここではデイリーユースのための包丁として5,000円くらいを中心に、安いものは2,000円台、高くても1万円くらいまでの商品を紹介します。

イチオシ!|グローバル 三徳 刃渡り 18cm G-46

スタイリッシュな存在感とここちよい切れ味の虜に

最初はなんといっても「グローバル」の一体型ステンレス包丁です。

グローバルは洋食器・金物で有名な新潟県・燕三条の吉田金属工業を代表するブランドです。

グローバルの魅力は、単なる調理道具の価値以上の絶対的な存在感にあります。時に甘美に、時に堅牢に、時に繊細に、スタイリッシュなオールステンレスのフォルムと高品質で鋭い切れ味が、ユーザーの期待に応えてくれます。気がつくと自分の相棒として、なくてはならない存在になっているでしょう…。「使用すること」をここまで楽しく感じる包丁が他にあったでしょうか。
GLOBALについて | GLOBAL包丁の吉田金属工業株式会社

ハンドル部分の特徴的で美しいドットはもちろんこの商品にも施されています。
刃渡り18cmのこの商品は持ったときに自然に手に馴染み、どんな食材にも使える万能包丁です。
初心者からヘビーユースまで安心しておすすめできる商品です。

ここちよい切れ味を一度は味わってもらいたいあこがれの逸品ですね。

藤次郎 プロ(TOJIRO PRO) DPコバルト合金鋼割込 三徳 170mm F-895

プロも愛用する切れ味を家庭で

プロの料理人に愛用される藤次郎の三徳包丁です。
グローバルと同じ新潟・燕三条の刃物メーカーです。

ハンドルには独特なトルネード模様が施されていいて、料理中に水や油のついた手でもすべりにくくなっています。

手に持ったときのバランス感がよく、それがすばらしい切れ味と合わさることで、疲労を抑えて快適に調理ができます。

藤次郎ブランドには「ORIGAMI」という一風変わったシリーズもありますよ。

日本の刃物のまち

日本には刃物で有名な都市がいくつかあります。

  • 岐阜・関(せき)
  • 新潟・燕三条(つばめさんじょう)
  • 高知・香美(かみ)
  • 大阪・堺(さかい)
  • 福井・越前(えちぜん)

包丁を探すときに生産地で選ぶのもおもしろいですね。

貝印 関孫六 三徳 包丁 165mm 匠創 AB-5156

安心の高品質を安心価格で手に入れよう

貝印はキッチン用品・文具・カミソリ・爪切り。生活のありとあらゆる刃物を扱う老舗刃物メーカーです。
貝印の刃物を使ったことがない日本人というのはほとんどいないんじゃないでしょうか。
それくらい日本中で愛用されています。

おもしろいところでは「かき氷器」なんてのも作っています。

関孫六は刃物の町岐阜県・関の伝統的な刀剣作りから匠の技を受け継ぐ、「美しさ」と「最上の切れ味」を持つ包丁シリーズです。

刀鍛冶の信念「折れず曲がらず、よく切れる」をそのままに。
関に継承された匠の技が、
現代の刃物作りにも受け継がれています。
関孫六|貝印包丁サイト

軽くて調理のあらゆるシーンで使いやすいこの包丁は、コストパフォーマンスにも優れた商品になっています。

本記事一番の低価格ながらも、切れ味・耐久性など貝印らしい安心の品質を誇り、見た目も美しいこの商品はデイリーユースにぴったりです。

ハンドルが比較的細めなので、手の大きなひとにはあまりオススメできません。

同じ「匠創」シリーズ三徳包丁の少し前の大ヒットモデル「AB-5100」もおすすめですよ。

SUNCRAFT MOKA ダマスカス 三徳包丁 59101

国際的工業デザイナーと伝統のコラボによる美しい包丁

MOKAは岐阜・関市の刃物メーカーSUNCRAFT社と世界的デザイナーの川上元美氏のコラボレートで生まれたキッチンナイフです。

関市の職人の確かな技術で作り出された刀身にはダマスカス鋼の不規則で美しい模様があらわれています。

モナカ(というよりシシャモっぽい?)のような形状のハンドルはスリットによってすべりにくく、また空洞状になっているので重くないのも特徴です。

ハンドルは細めで女性でも使いやすいサイズになっています。

ダマスカス鋼とは

もともとは、古代のインドで開発された木目状の模様のある鋼のことです。
現代のダマスカス鋼は複数の金属を積層することで同様の模様を表面に浮かび上がらせた鋼材を指します。

ダマスカスの包丁は「欠けやすい」「さびやすい」と言われることがあります。
芯材となる鋼は硬いため欠けやすく、さびやすいという特性がありますが、ダマスカスはそれを柔らかい鉄ではさみこんで層状にしています。
そのため、欠けやすさやさびやすさなどの特性は通常の包丁とさほど変わらないと言われています。

いずれにせよぶつけたりしないように注意し、早めに乾燥させることが長持ちの秘訣です。

柳宗理 キッチンナイフ 18cm

使いやすさを計算しつくされたシンプルな包丁

工業デザイナー柳宗理(やなぎ・そうり)の手がけたこの包丁は、シンプルながらも使いやすさを徹底的に追求されています。

新潟・燕市の熟練の職人が一本一本丁寧に本刃付けを行っており、切れ味・折れにくさ・さびにくさをあわせ持った商品です。

濡れた手で持っても滑らないよう、ハンドルには滑り止め加工が施されています。

おわりに

気になる包丁はありましたか?

いい包丁はほんとに料理がたのしくなります。
ぜひあなたにぴったりの一本を見つけてみてください。

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